一週間が終わりまして・・・
今週は、なんだかんだ言って、「疲れました。でも楽しかった。」これになるのかなと、思っています。
なぜか、それは今日の5時間目の授業にあるかと思います。
皆さんは、「千と千尋の神隠し」
をご存知でしょうか。今日は授業参観だったのですが、その教科が「国語」
国語の観点から、「千と千尋の神隠し」を観る。そんなことができるんかい?!
できたんです。
私の学校の国語の先生が大学で勉強していた時に、国語に目覚めた「教材」だったそうです。いままで、国語があまり好きでなかったそうで・・・
で、国語の観点からみるといいましたが、皆さんは「古事記」と「クラバート」この二つの書籍をご存知ですか?ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが「千と千尋の神隠し」はこの二つの作品を参考に作られているそうなんです。
古事記のなかの「イザナキ」と「イザナミ」は聞いたことがありますか?その夫婦の子供が「火の神」なのですが、その「火の神」が「千尋」なんだとか。「荻野千尋」なんです。
この写真は、千尋が湯バーバと契約を交わすときの写真なのですが・・・
千尋は「荻野 千尋」(おぎの ちひろ) 荻 という字は 「草かんむり」に「獣」を書いて「火」を書くのに「犬」と書いていますよね?先ほど申し上げた通り「千尋=火の神」古事記では、火の神がこの世を滅ぼしかけた?そんなかんじで、火によって迷惑をかけた。だから「火」を「犬」としか書けなかった。怖かったんでしょうね・・・
そこで、湯バーバが、千尋の「千」という字だけを残し、名前を奪い去りました。
ここで、「千と千尋の神隠し」が繰り広げられているところは「死」と「生」の「間」の世界なのですが、(なぜなら、神様が休憩するお湯屋さんだから。)生の世界「この世」に戻るには、自分の「本当」の名前を知っていないと戻れないのですが、湯バーバはその名前を奪ってしまいました。
そこで先ほどの「荻」という字を間違えたおかげで、千尋は自分の名前を忘れることがなかったのです。
それから、なんだかんだ言って最後になるのですが・・・(おいおいどんだけ飛ばしとんじゃぁぁぁ!!!)
ごめんなさい。長くなりすぎたので・・・
このシーンはご存知でしょうか。千尋が両親を当てると「湯バーバとの契約を解除できる」という内容だったのですが、12匹の中にいないことを見事当てましたよね?
そこで「クラバート」の話になるのですが、「好きな人が悪いこと?をしてカラスにされ、好きな人を取り返したければ、この暗い部屋で12匹のカラスから目隠しをしてそのカラスと一緒に部屋を出なさい。そして、見事見つけ出し退出する。」という話を参考にし、12匹の中から見つけ出すという内容なのですが、千尋は「いない」といいましたよね?それだけ愛情があったということなのですが、なぜそんな試練を与えたのかと言いますと・・・
これは、
この「坊」が銭婆によって「ねずみ」にされたときに湯バーバは「坊」である。ということを見抜くことができませんでしたよね?つまり湯バーバは愛情が分からない。ということ。「千」は両親(愛情を持っている人たち)を見抜くことができるかを試した。ということなのですが、見事見抜けましたよね?それで契約解除ができたわけなんです。
そこで帰りに、
「ハク」(ニギハヤミ・コハクヌシ)※ちなみに、ハクも湯バーバによって本名から「ハク」以外を奪われ名前を忘れこの世に帰れなくなっていたのですが、千尋によって思い出させてもらっています。
千尋がハクに「またどこかで会える」と聞きますよね?そこで「元の世界で会える」なんて感じのことを言っているのは思い出せますか?そして「帰るときに、絶対に振り返ってはならない」とハクが言いますが、これも最後の試練です。浦島太郎が「玉手箱」を開けるなと言われたり、弦の恩返しで作業中にふすまを開けるなといわれたりするのと同じで、「開けるなタブー」なんだそう。
そして、千尋は最終的に後ろを向かずにこの世へ戻ってきたのですが、最後の最後まで話は続いているんです。写真を用意することができなかったのですが、最後出口付近で、千尋が振り向きかけたとき「髪留め」が光ったのですがその「髪留め」は「意の如く宝」「如意宝珠」でできた「如意宝」なのですが、その如意宝により「ハク」との再会ができるということになっています。※その、髪留めは銭婆とカオナシ、坊などが作った髪留めです。
また、如意宝珠についてもしらべてくださいね。
ながくなりすぎましたね。
今日は長かったのですべてのコーナーをお休みします。